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ようやくお芝居の事を・・・と思ったら大間違い。
もう少しだけ雑談を。^^;
久しぶりの嫁さんとの歌舞伎とは言え、仁左衛門さんの生写真は忘れてはおりません。
ここまで、バタバタしましたが、ようやく段取り良くいきました。
松竹座に入ると、いつもなら番付を買い、イヤホンガイドをレンタルするのですが、今回は荷物があるのでコインロッカーの確保が先。
エスカレーターを上がり、コインロッカーを確保した後、トイレを済ませて、番付とイヤホンガイドを手に入れてから、生写真のコーナーへ。
今回は、悪の仁左衛門。
どれを見てもかっちょいー。
嫁さんが「どれもいーなー。かっこいいよねぇ。全部欲しいなぁ。」などと言うと、隣で同じように品定めしていた女性が、我々の方を見て「ほんまにねぇ。」などとにこやかに相槌を打って下さいました。
なんか皆さん、良い感じです。(笑)
悩みながらも写真を決め、売店に申し込んだ後は、いよいよ客席へ。
すっかり一等席の感覚を忘れている私と嫁さん。
取れてた席に満足、満足。
2月の花形歌舞伎の座席位置も確認。
少し後ろになるけど、まぁ満足、満足。
と、ご満悦夫婦でした。(^^;

さて、ようやく本題。
あらすじなどは、他の方々のブログに任せるとして、相変わらず好き勝手な事をまとまりもなく書かせてもらいます。
今回の仁左衛門さんは、藤田水右衛門、隠亡(おんぼう)の八郎兵衛の二役。
ちなみに、隠亡とは江戸時代に火葬や埋葬の世話、墓の番人をしていた人の事で、身分差別のあった江戸時代には賎民として扱われていました。
秀太郎さん演じるのおりきの店で、扇雀さん演じるおつまに職業を隠していたのは、この為だったのですね。

二人の身分に差はあれど瓜二つの顔を持つ二人は、目つき鋭く鼻筋通り苦みばしったいい男という設定です。
まるで仁左衛門さんの為に出来たお芝居です。
表情を変える事なく淡々と人を斬り殺す水右衛門。
普通であれば、「こんな悪党はさっさと斬られて死んでしまえ!」と水右衛門を仇と狙う石井家の面々に肩入れしてしまう所ですが、いかんせん物語の主役は悪。
次代を担うであろう愛之助や薪車が次々に水右衛門@仁左衛門に挑みますが、引き立て役に甘んじる他ありません。

さてさて見所は、仁左衛門さんの悪役だけにあらず。
演出も上方の観客を楽しませてくれる物でした。
八郎兵衛とおつまの殺し合いの場面では、本水を使っての雨が八郎兵衛を、おつまをずぶ濡れにし、より凄惨さを際立たせます。
悪党の八郎兵衛が、おつまに不覚を取り井戸に落とされます。
舞台には、ずぶ濡れのおつまと藤田水右衛門が隠れたお棺。
そして、そのお棺(座棺)は既に火をつけられて焼かれている最中。
水右衛門もこれで最後か?!と思う間もなく、お棺を壊して中から飛び出る藤田水右衛門!
我々夫婦二人の両隣に座ってらっしゃったご婦人方は、思わず声を上げておられました。
お棺から出てきた水右衛門は、八郎兵衛を殺したおつまにとどめをさしながら、これまで殺めた人数を指折り数えるという不敵さ。
なんという恐ろしさ、なんという残忍さ。
えげつない話です。

えげつないと言えば、水右衛門を仇と狙う石井家の難病の跡取り息子(幼児)の為に祖母(秀太郎)が自害して生き血を飲ませると言うのもえげつない展開でした。
孫を思う祖母の気持ちは、よぉ~っくわかりますが、祖母の生き血・・・って。。。
この幼子をしていたのが、上村吉太郎くん。
役者さんのお子さんかと思いきや、上村吉弥さんのお知り合いのお孫さんとか。
お名前までいただいた上に、舞台で演じるたびに観客席から拍手をもらえば、さぞかし気持ちが良かった事でしょう。
うらやましい限りです。

さてさて、最後はこの子が見事に仇を討ちます。
舞台中央で倒れていた藤田水右衛門がむっくと起き上がります。
舞台上の演者が並んで口上を述べるのですが、死んだはずの水右衛門が起き上がったのを見て、わずかではありましたが軽い笑いが一部の観客席からありました。
まぁ、普通、お話で正義が悪を倒した場合、正義の側の人たち心情をあらわすような場面があり、観客や視聴者は正義の側の人と同じような思いに耽るものです。
が、仇を討たれて倒れた水右衛門があまりにもあっさりと、討たれてすぐに起き上がったのが、笑いを誘う事となったのでしょうが、本来笑うべき場所ではなかっただけに、少々残念でした。

残念と言えばもう一つ、中幕での藤十郎さんの「春寿松萬歳」の時に、大向こうから「まつしまやぁ!」というのがありました。
藤十郎さんに聞こえたかどうかはわかりませんが、聞こえてたら傷つきますよねぇ、やっぱり。
しかし、藤十郎さんほどになれば、そんな経験は何度もしておられるかも知れませんから、大したことないのかも知れませんね。

本年初の歌舞伎。
松竹座にたどり着くまでは、ばたばたとしましたが、とっても満足。
今月2月(って月が替わってるし、書くのが遅すぎ)も、続けて花形歌舞伎。
次は、なんとか楽日を迎えるまでに書けるようにいたします。^^;
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テーマ:歌舞伎 - ジャンル:学問・文化・芸術


















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